2012年8月21日火曜日

「どすこい。」京極夏彦 (集英社文庫)


あらすじ
地響きがする―と思って戴きたい……。

 京極夏彦氏による、数々の名作のパロディ小説です。
 あれ? あらすじの続きは? と思われるかもしれませんが、これでいいんです。……たぶん。

四十七人の刺客
すべてがFになる
リング・らせん
パラサイト・イブ
屍鬼
理由
ウロボロスの基礎論






四十七人の力士
すべてがデブになる
土俵(リング)・でぶせん
パラサイト・デブ
脂鬼
理油
ウロボロスの基礎代謝

 といった按配で全7話からなります。元ネタになっている小説を知ってる必要はありません。とはいえ、メジャーなタイトルばかりですのでご存知の方は多いかもしれません。


 各話をつなぐキーワードは「でぶ」

 そこに元の小説の要素が少し絡んできます。
 例えば……
「四十七人の力士」は赤穂浪士の忠臣蔵っぽいような話。
「パラサイト・デブ」ではミトコンドリアが絡んできます。
 部分的に取り入れつつ、本当にくだらない話が続きます。
 ギャグ小説として面白いか、というと……。

 京極氏のセンスが光ってるなぁと思ったのは、最終話でまさにウロボロスのごとく1話目に戻るという展開。そして1話目に戻って、何度も読み返すかというと……。
 そんな小説でした。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

0 コメント:

コメントを投稿