2011年9月5日月曜日

「時生」東野圭吾 (講談社文庫)



やばかった。
危うく泣きそうになるところありました。
結局泣かなかったけど。
以前読んだ「秘密」よりも、私はこっちの「時生」の方が好きかなぁ。
時間を越えて息子が父親に会いに行くとか、ありえない話という点では「秘密」同様ではあるんだけど、まぁ「世にも奇妙な物語」みたいな感じで、あくまで娯楽と割り切るなら充分楽しむことができた作品です。

時間と共に人は変わっていくものだろうけど、それでもこんな短期間でそこまで人間変われるもんかね? とか疑問が残るところもありますが、そこは目を瞑りましょう(笑)
構成もさすがと言うべきなんでしょうか、上手いなぁと思わされました。
冒頭二十数ページ目の話が、後半のクライマックスに繋がる伏線になってた時には、思わず「すげ~」なんて思ってしまいました。


人は生まれたら、その時点でいつか死ぬ。
価値も意味も、そんなものあるんだかないんだか分かんないけど生きて、死ぬ。
そこに自分なりの意味や価値を自ら造り出すことができたなら、その生きる時間の長さというものが例え短くとも、充分全うできたと満足できるものなのかもしれない。


スポンサーリンク
スポンサーリンク

0 コメント:

コメントを投稿